ケニア03_マサイマラ
マサイマラ国立保護区 Masai Maraはケニア南西部、タンザニアとの国境沿いに位置する総面積1,812平方キロメートルの国立保護区。国境を挟んで南に広がるセレンゲティ国立公園 の北部地域として同一生態系を形成しており、両地域を季節ごとに巡るヌー (ウシカモシカ) とシマウマの季節移動「グレート・マイグレーション」はつとに有名。名称はマサイ族とマラ川に由来しています。
肉食獣・草食獣の種類・個体数の豊富さでケニア随一と言える野生王国であり、観光に外貨収入を頼るケニア共和国にとり貴重な自然資源です。しかし近年、周辺部の人口増加に伴う農耕地・家畜放牧地の需要の高まりが著しく、一次産業に依存する周辺住民と野生生物の共存という、難しい問題に直面しています。