タンザニア01_水牛
別名、クロスイギュウ。アフリカ産の巨大な偶蹄目ウシ科の哺乳類。サハラ砂漠以南のアフリカにすむ。肩高1.4~1.7m,体長2.1~2.6m,体重500~800kg,ときに1200kgに達します。アジアスイギュウに似ていますが、角は左右の基部が接近、耳介が大きく縁に毛の房があり,背筋の毛は後ろへ向かっています。角は雌雄とも巨大で基部が太く、初め後下方、次に後上方か内上方に曲がっています。体は雌雄とも黒か黒褐色,白斑はありません。
スイギュウ(水牛)とは、偶蹄目ウシ科ウシ亜科に属する哺乳類のうち角の横断面がほぼ三角形で、水浴びを好むものの総称。しばしばアジアスイギュウの別称としても用いられます。スイギュウ類は、雄にも首にたれ皮がなく、鬐甲部(首が肩に続くところ)がとくに高まらず、体毛はまばらで老獣では全身がほとんど裸出します。
バッファローとは、偶蹄目ウシ科の動物のうちでとくにスイギュウ類をさす英名。アジアスイギュウAsian water buffaloとアフリカスイギュウAfrican buffaloに対して用いられますが、アメリカバイソンの俗称ともされます。これはカナダへ入植したフランス系の人々がバイソンをル・バッフle bœuf(ウシの意)と呼んだものが英語でバッフルbuffle、バッフェロbuffeloと変化して最後にバッファローとなったものです。