ベルギー01_ブラッセル、建物
ベルギーは、素晴らしい建築物が多く見られます。ブリュッセルにはアール・ヌーヴォー建築家たちの中心的存在であった建築家ヴィクトル・オルタによる邸宅の4軒が世界遺産登録されています。アール・ヌーボー建築は、ベルギーからパリ、ウィーンに伝播していきました。
当時のブリュッセルの住宅は、入り口は常に正面横にあり、側面の廊下が長く伸びていましたが、それを部屋の配置を工夫してガラスを効果的に利用することで、邸内に光をうまく取り込んだ新しい建築手法となっています。美術館になっているオルタ邸以外は一般観光客には公開されていませんが、その他のタッセル邸、ソルヴェー邸、ヴァン・エドヴェルド邸も登録されました。これらはどれも1800年代後半から1900年代初頭にかけて建設されています