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イスラエル05_エルサレム、キリスト

エルサレム、キリスト

聖書で「オリーブのたとえ」というのがありますが、「油を注がれた者」が救世主という解釈もあるようです。

「イエス・キリスト」という名称にはそのような意味が含まれています。もともとイエスが生まれた時にはユダヤ教というユダヤ人の宗教があり、イエスもユダヤ人でした。「イエス Jesus」は男性の名前でヘブライ語の「ヨシュア Joshua」に由来します。その意味はヤハウェ(ユダヤ教の神)は救いであるになります。ユダヤの世界で「イエス」はありふれた名前でした。そして、キリストとはギリシャ語「フリストス khristos」といって「救世主」を意味します。つまり「イエス・キリスト」は「イエスは救世主(キリスト)である」という意味になります。キリストは「メシア Messiahをギリシャ語に訳したものになります。「メシア」の意味は「油を注がれた者 the Anointed」です。イエスの時代には、王、祭司、預言者に神の祝福として香油やオリーブオイルなどを塗る習慣がありました。このことから人々を救う救世主としての役割も表すイエス・キリストの呼び名になりました。そしてキリスト教徒にとって、イエスは「God」から人々を救う役目を与えられた特別な存在です。イエスは「人間としての名」、キリストは「人々を救う使命を背負った God の息子としての名」とされています。

オリーブの木のイエス

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